町を見下ろす丘 - エレファントカシマシ
シングルが一枚も入ってないですが、このアルバムは大当たりです。男とか勝負とか人生とか浮き世とか、そんな単語にビビビと来る人に是非。哀愁と秘めたる情熱の葛藤具合がかなり好みです。
特に、地元のダンナはよろめき自嘲しながらも力強く人生を生きる男を描く秀作。
【追記】
それにしても、エレカシの最近のアルバムのこのパワーはいったいなんなんでしょ? こんなに継続して素晴らしい作品を出せるとは。歌詞の統一された世界観に加えて、特筆すべきはそのメロディーの良さ。歌詞も音もパワフルな曲が多いんで忘れられがちですが、ものすごくいいメロディー書いてます。ほんと、ここ最近のアルバム全体を通してほとんど"ハズレ曲"がないって意味で、かつての正宗氏を連想させる丁寧で繊細な曲作りだなーと。
宮本氏の才能は、これからもまだまだ溢れ出続けそうです。